CocoaPods 1.7.0からSpecsのソースにCDNを使えるようになります

先日リリースされたCocoaPods 1.7.0.beta.1で、実験的機能としてSpecsのソース(パッケージ定義であるpodspecファイルのセントラルリポジトリ)にCDNを利用できるようになりました。

今までは、ソースとして https://github.com/CocoaPods/Specs のGitリポジトリが使用されており、初期セットアップ時のクローンや、日々のアップデートに結構な時間が掛かっていましたが、ソースのCDN化によりこうした時間が削減できるようになります(必要なデータだけダウンロードされてローカルにキャッシュもされる)。

また、ライブラリの最新バージョンを使おうとしたらローカルのSpecsが更新されていなくて、その都度$ pod repo update(もしくは$ pod install --repo-updateのオプション付き実行)をしないといけない、というのもなくなるはずです。

Beta期間中の結果によっては、1.7.0の正式リリース時点でCDNソースがデフォルトになるようです。

Depending on the results and stability, we hope that starting with 1.7.0, CocoaPods will no longer require users to clone the master specs repo in order to get started.

この機能を有効にするには、1.7.0.beta.1にアップデートし、プロジェクトのPodfileの先頭に次の1行を足すだけです。

# source 'https://github.com/CocoaPods/Specs' 既存のこの行があれば削除かコメントアウトしましょう
source 'https://cdn.jsdelivr.net/cocoa/'

ということでどんどん試していきましょう!💪