Test Nightに初めて参加してきました(iOSやCI/CDも含めて)。普段は概ねiOSやSwift関係の勉強会・カンファレンスへの参加がメインなので、異なる軸での勉強会の参加するのは新鮮で楽しかったです(けど結構スマホアプリ絡みやBitriseの話も出ていた)。
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最近はBitriseやCircleCI、Azure PipelinesなどのCIサービスの方が耳目を集めており、Travis CIに関する話をあまり見ない気がします。しかしTravis CIのBuild MatrixとOSS向け無料プランは、OSSのライブラリで簡単に複数OS・複数言語バージョン対応をやるのにかなり便利だと思っているので、使ってみる方が増えるといいなと思います。
ここで2年前の id:KishikawaKatsumi さんのツイート:
Travis CIは「1Jobあたり」50分の制限があるけど1ビルドあたりの制限はなく、Build Matrixでテストケースをいくらでも分割できるので事実上無限にビルド時間を使える。時間を早くするのはお金を払えばいいので、OSSでCIをとりあえず動かすのには一番いいと思う。
— kishikawa katsumi (@k_katsumi) 2017年5月15日
一方でAzure PipelinesのOSS向けプランでの、macOSサポートも含めた10並列無料もかなり魅力的に映る(Travis CIのOSS向け無料プランでは、macOSの同時実行は2並列まで・分割はいくらでも)ので、そちらも試していきたい今日この頃です。小ネタですが、YAMLのアンカーとエイリアスで重複を整理するのは、他のCIサービスの設定ファイルでも活用できると思うので、どうぞお試しください。
またXcode 11でSwiftPMがXcodeに統合され、iOSアプリ開発にも使えるようになることから、今後SwiftPMのパッケージが増えていくと思います。UIと関係しない(UIKitを使わない)ようなライブラリであればLinuxへのポートも現実的だと思っているので、どんどんLinuxをサポートするパッケージが増えて、サーバーサイドSwiftもそうですし、Swift全体のエコシステムが活発になると嬉しいですね!
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